原石のシンデレラ
むくっ…と上半身を起こし、欠伸を1つして、伸びをした。


布団をたたみ押し入れにしまうと、洗面所へ向かい洗顔をする。


「……ふぅ……」
タオルで顔を拭いて一息つけると、


まるで昨日のことが夢のように思えるかのようで、今日からいつもと変わらない日常。


「ー炉惟さん……」


ポツリと呟いた後、ハッと我に返ると頬をほんのり赤く染めると、それを否定するように首を左右に振った。


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