原石のシンデレラ
「…足りない物を買いに、向こうのスーパーで買い物をしてきたんだよ」


そう言うと中年の男性は、サミット袋を片手を上げた。


「そうだったんですか…、」


「……ちょっと待ってね。今、コレを片付けて来るから」


そう言って、奥にある部屋に行くのを、雪詩は黙って見つめていた。

< 74 / 197 >

この作品をシェア

pagetop