原石のシンデレラ
お屋敷の中に1歩ずつ脚を進める度に、身が引き締められる思いがした。


舞踏会にお呼ばれされた時のような、人の混雑はなく今は静かで、せわしなく動き回るメイドさんの姿が見えた。


その中には、木崎さんが居たけれど、忙しいせいか、雪詩には全く気づいてない様子だった。
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