不完全な、愛。



実を縛り付けることで俺は生きていけてるんだと言っても過言ではない。


なにせ俺の人生は実の為にあるものなんだから。



実を守るために、実を愛するために生まれてきたんだ。


実が中心な俺。


実がいなくなったりしたら俺はどうなってしまうんだろうか。なんて、考えるだけ無駄だが。



こいつがいるから生きている、俺がいるからこいつが生きている。




嗚呼、それはただの勘違いだったなんて。

信じれるわけないだろ。



< 22 / 25 >

この作品をシェア

pagetop