お化け屋敷の住人
「なに?」
学校?
「おまえの高校。とりあえず弁当買ってきたから飯にしよう」
そう行って真は居間に入っていった。
わたしは廊下にぽつんと立ちすくむ。
――わたしの高校?
なに?
わたし学校に通うの?
なんで?
そんな話1度もしてない。
わたし学校に通いたいなんて一言も言ってない。
なにそれ。
勝手に決めないでよ。
「おい。早く来い」
真が居間の入り口から顔を出してわたしを呼んでいる。
ちょっとイラッとした。