気まぐれ探偵はお嫌いですか?
「ときわ、理由なんか必要ないんだよ。だってそうだろ?宇宙は何も無い所から何かが生まれ出来上がって来た。何も存在してない所に何かを作るのは有り得ない。それが僕達人間の考えになってしまっている。だが実際にそれは実現しているんだ。」


「つまり、凱は有り得ないって事は有り得ないと言いたいんですか?」


「そう、その通りさ。」


「じゃあ宇宙人だって。」


「宇宙人は有り得ない!」


(なんか混乱してきた…。)


凱のメチャクチャな言葉に混乱していると、凱はポケットから封筒を出し私に渡して来た。


「これは?」


「招待状さ。今度船でパーティーが行われるんだ。君も一緒にどうだい?」
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