気まぐれ探偵はお嫌いですか?
「このドレスなら似合うと思いますよ。」


里美さんが持って来たのは淡いピンク色のドレスで胸元に可愛らしく小さな赤い花のブローチがついている。


「可愛い。」


「じゃあ、これでお願いします。あとこのドレスに合う、靴と鞄それから髪飾りも一緒に。」


「えっ!そんなに悪いですよ!」


服だけでも高そうなのに、他のも買ったら相当な金額になるだろう。


だが凱は気にしない様子で、里美さんが持って来たものを値段も見ずに会計に持って行った。


< 27 / 69 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop