気まぐれ探偵はお嫌いですか?
「じゃあこの殺人事件の種明かしをしましょう。」


「えっ?凱もうわかっているの?」


「ああ、わかってるよ。犯人もこの殺人のトリックもね。」


「なら、何故早く言わない?」


「だって、探偵だったら後回しして解決しないと格好悪いじゃん。」


「そんな理由で……。」


警部と私が呆然としているのも気にせずに、凱は話を続けた。





「では、この殺人事件についてお話しましょう。」
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