スターフィッシュ‼︎

「違う、ゆーたは何も悪くないって~! うわーん!」

「おいっ、お前~落ちつけよ~!」


コンビニから出てきたカップルが、

あたしたちをじろじろ見ながら、駐車場の車に向かっていった。


車に連れ込まれそうになったのが怖かったのか、


男たちに強く掴まれた肩の感触が気持ち悪いのか


ゆーたの忠告を無視したのが申し訳なかったのか。


まだ頭の中がこんがらがっているあたしは、

目からぽろぽろと涙をあふれさせていた。


でも、

それよりも――


「だって、もしケンカして、ゆーたがケガしたら……腕とか指とか折っちゃったらギター弾けなくなるじゃん!」
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