スターフィッシュ‼︎
胸がキュンとするような、歌詞とメロディー。
バンドはいつか活動休止や解散をする。
メンバーがどこか遠いところに行ってしまうかもしれない。
でも、今、あたしはSTARFISHとして活動しているけど、
何年後か、あの頃は楽しかったね、と過去を振り返るような、
そういうものにはしたくないな、と思う。
2人だけのステージだからこそ、いつもよりも丁寧に息を合わせる。
王子の奏でる低音に、あたしのアコギの音色が溶け込んでいく。
曲中、何度も、目を合わせる。
その度、心が揺さぶられ、歌への感情が増していった。
ベースの低音が加わったことで、より曲にも立体感が出る。
最後にSTARFISHの曲をもう1曲やる。
もちろん王子と一緒に。
ああ、
ずっと、王子の横で歌っていたいな――