初恋
白崎さんは昨日お亡くなりました (セイジ) えっ… 頭の中が真っ白になった (受け付けの女性) お友達ですか? ………。 気が付くと僕は家の布団の中でひたすら涙を流していた あのとき 病室でケイコが僕を呼び止めようとした意味が今わかった それから三日間食事も喉をとおらず 学校も仮病で休んでいた ケイコがいなくなってから三日目の朝 僕宛ての手紙が届いた 送り主は書かれていない 何げに封を切る ケイコから僕への手紙だ