メガネくんの図書室 短編


俺は扉の方に顔を向けた。


そこにいたのは多賀峰だった。

「おっ…おう…多賀峰」


やべっ、すげー動揺してるし…。


「こんにちは、先輩!あの…昨日はすみませんでした…」


すまなそうに謝る多賀峰。


俺は、そんな多賀峰を思わず抱きしめてしまった。


ビックリしてるだろう多賀峰の体はやけに小さく感じた。


てゆーか、なんで抱きしめたんだろう。



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