強くて弱い女
7時に家を出ても学校に着くのは8時過ぎ。
もうちょっと早く出たほうがいいのかな?
でも眠たいし、これ以上の早起きは元不良の私には不可能だ。
これでも私、頑張ってます!
「愛華ー!」
ん?
美優の声だ。
でも、空から聞こえてくるんですけど!
そう思い、上を見ると教室の窓から手を振る美優が見えた。
なーんだ。
美優に何があったのかと思った。
「おはよー!美優。」
まぁ、何かあっても困るけど。