【完】優しい彼の温もりに包まれて
「わーい。ありがとう」


喜んでくれたみたいで良かった


「沙穂、良かったな」


着替え終わった丈瑠が入って来た


「うん。お母さんのとこ行って来るね」


沙穂ちゃんは自分と変わらないくらいの大きさの袋を手に光莉さんの所へ行ってしまった


「瑠夏、ありがとな」


「ううん。良いの。沙穂ちゃんが喜んでくれるだけであたしも嬉しい」


「久しぶりに見たな。沙穂のあんなに嬉しそうな顔」


確かに嬉しそうだった


「ねぇ…丈瑠。あたし帰りたくないけど家に帰るね?」


「大丈夫なのか?」


「何とも言えない。でも、さすがに家に帰らなきゃ。」


「そっか…何かあったら連絡しろよ」


「うん。ありがと」


丈瑠はあたしの頭を撫でる


このスピードが安心出来るから好きなんだ
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