【完】優しい彼の温もりに包まれて
テーブルの上に置いてあるお茶を啜りながら話す親父


「親父はさ…俺が本気で好きになった奴を連れて来たら許してくれる?」


…これだけは聞きたかったんだ


「もちろんさ。ちゃんと紹介してくれたらな。」


親父もしっかり見てるもんな


「お前が本気で好きになった子なら家に連れてくるだろ?」


「そうだな。連れてくるさ。」


「だろうな。お前は多分、彼女には尽くすタイプだろうから」


「なんで分かるんだよ」


「俺がそうだったからな」


何故か懐かしそうに話す親父


「そうか。じゃあ俺、部屋に戻るわ。おやすみ」


「おう。ゆっくり休めよ」


俺は部屋に戻って勉強しようとしたが…


やる気が起きなくてベッドに寝転がった


そしてそのまま眠りについた
< 35 / 764 >

この作品をシェア

pagetop