【完】優しい彼の温もりに包まれて
「瑠夏、捺稀。ちょっと良いか?お前らもな?」


あたし達を呼んだ多川先生


そういえば、丈瑠達も居たんだった


「なんですか?」


一応、聞いてみる


「お前達は東棟の空き教室使って良いから」


それだけ告げると慌ただしく去って行った


職員会議なだけあって忙しいんだなぁ…


「教室寄らずに行こ。」


捺稀に手を引かれ東棟へ行く


そこには4人分の大量のプリントが準備されていた


しかも名前書いてある


「俺だけ多くない?」


プリントの量を見ながら嘆く圭輔君


良く見ると皆プリントの内容が違う


「お前は捺稀と特訓だな」


何かを悟ったように話す丈瑠


「俺達は隣の教室行くから。メドがついたら来ても良いぞ」


捺稀は“多分、無理だね”なんて呟いていた
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