【完】優しい彼の温もりに包まれて
「瑠夏は気付いて欲しいのに“気付いて”なんて絶対に言わない。」
瑠夏は素直じゃないからな
それは瑠夏の強がりでもある
気付いて欲しいのに甘え方が分からないから言わないんだ
「でも、貴方と居ると瑠夏は瑠夏らしいわ。貴方を見込んでお願いがあるの…」
「俺にお願いですか?」
何だろ…?
俺に出来ることなのか?
「貴方になら頼めるわ。瑠夏のこと…甘えさせられる時には思い切り甘えさせてダメだと思ったら叱ってあげて。」
そういうことか…。
「分かりました。何もない限り俺は怒りません。瑠夏の好きなようにさせてます。無理しすぎてる時がありますけどね」
“無理しすぎてる”と言った瞬間、ツキ子さんは微妙に顔をしかめた気がした
瑠夏は素直じゃないからな
それは瑠夏の強がりでもある
気付いて欲しいのに甘え方が分からないから言わないんだ
「でも、貴方と居ると瑠夏は瑠夏らしいわ。貴方を見込んでお願いがあるの…」
「俺にお願いですか?」
何だろ…?
俺に出来ることなのか?
「貴方になら頼めるわ。瑠夏のこと…甘えさせられる時には思い切り甘えさせてダメだと思ったら叱ってあげて。」
そういうことか…。
「分かりました。何もない限り俺は怒りません。瑠夏の好きなようにさせてます。無理しすぎてる時がありますけどね」
“無理しすぎてる”と言った瞬間、ツキ子さんは微妙に顔をしかめた気がした