【完】優しい彼の温もりに包まれて
「ありがと。これはあたしから…」


さっき買ったものを渡した


「タオル?」


「何が良いか分からなくて…。バイトの時でも使ってくれると嬉しいな」


「じゃあ、バイトの時にでも使わせて貰うよ。瑠夏から貰えるものは何でも嬉しい」


喜んでくれて良かった


「ねぇ、これからも一緒に居てくれる?」


「当たり前。言ったろ?離さないって。」


丈瑠の決意は固いようだった


「丈瑠?愛してる…」


「おっ、瑠夏からその言葉、聞けるとは思わなかった。」


「凄く恥ずかしいんだからからかわないでよね!!」


多分、あたしの顔真っ赤だ


「瑠夏から聞けて嬉しいよ。愛してる。これから先もずっとな?」


あたし達は誰も居ない場所で抱き合って笑いあったのだった
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