だからこそ、キミは。
私はまだ、理恵さんのことを何もしらない。
良いところも、悪いところも。
外見や先生の話の内容でしか、この人を判断できないんだけど。
それでも私は、私が一番欲しいものを持ってる理恵さんが、好きになれないんだ。
「一応、お粥作ってみたんだけど…。」
「さすが理恵さん。感謝するよ。」
少し戸惑ったようにお粥を私に見せてきた理恵さんに、言葉を返したのは先生ではなく、先生のお兄さんで。