だからこそ、キミは。

その頬に、キスマーク




夢をみていた。


ウエディングドレスを着て、先生の隣を歩く姿。



子供は1人で、可愛い可愛い女の子。

その子を真ん中に、3人で手を繋いでいるの。





―…ねぇ、先生。

本当は私、まだ夢を見続けている。









『…っ先生!』



声を、張り上げた。


勢いよく開く薄っぺらい扉と、姿を見せる先生。




…先生はきっと、私が来ることをどこかわかってたクセに。


わざとらしく目を見開いて見せる姿が、憎い。



< 405 / 437 >

この作品をシェア

pagetop