君に裁きの鉄槌を














ガチャ











屋上の扉が開き、そこにいたのは。











秋「よぉ…椎名…??」

『…あ』










秋本、氷狩、穂波、若槻。



サッカー部の中心的人物だった。










『久しぶりだね??元気?』

秋「あぁ、お前のお陰で大分お疲れだ」

『僕のせい??


 クスクス、僕は皆の背中を押しただけだよ』








4人からヒシヒシと伝わる敵意。
岬は敵意をするりと交わし、笑う。









『で…何の用??』









ニコリと笑うと、光太が顔を伏せた。










秋「………もう、やめにしないか??」

『は??』

穂「終わりにしようよ、椎名君」

『…何を』

氷「俺たちはバラバラになった、吉澤はもう学校には来てない…お前はもう十分だろう?」

『……クスクス…これは僕のためにやってるんじゃないんだよ??

 由姫菜の、ためなんだよ』
























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