ずっと、居て欲しい。


「今日井崎先生元気なかったよ。」




クリームをたくさん口の回りにつけて

桃子が言った。


「そうなんだ。なんでだろ…」


昨日の最後に見た先生の顔が
フラッシュバックする。

たまにする寂しそうな顔。



「元気ないというか不機嫌というか?

ゆめお休みよって言ったら落ち込んでたよ?」



「なっ…なんで、落ち込むわけないじゃんか。」



慌てて紅茶を流し込む。


「私さ、先生はゆめの事好きなのかなって、そういう瞬間2人を見ててあるけどなー。」



…!!!!!



「そんな…ないないっ!!てか困るよ、そんなの。」



「なんで困るのよ?好きな人に好かれて。」



―だって…



「先生は…先生でいて欲しいもん…。」



それが苦しいのに


矛盾しちゃうよ。


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