辻斬り
めぐみは得意げに携帯を見せた。
「ピッピキピー」とアラームがなって現れたのは、大きな「/」一文字。
「これ「スラッシュメール」じゃない? 美保に、今、送っちゃったって…」
「ヤバいよ…なんでこんなの送っちゃったの?」
めぐみは「何言ってんの?」と思った。
「あんた、そんなの真に受けて信じちゃってるわけ? 都市伝説とか言っても大体が嘘じゃない。便所の落書きにも値しない」
「…そうね、大概が、ブラフよ」
「軽い嫌がらせにはうってつけよ。ていうかほんとに殺されちゃえばいいのに」
「ばっか。それで、本当に死んじゃったらどうするよ? こないだだってそういう事件があったばっかじゃん」
「いたずらに送ったら、ほんとに死んじゃったってアレ? こっくりさんじゃあるまいし、まったくどうかしてる。人間が作ったものにそんなびびるなんてさ」
「ピッピキピー」とアラームがなって現れたのは、大きな「/」一文字。
「これ「スラッシュメール」じゃない? 美保に、今、送っちゃったって…」
「ヤバいよ…なんでこんなの送っちゃったの?」
めぐみは「何言ってんの?」と思った。
「あんた、そんなの真に受けて信じちゃってるわけ? 都市伝説とか言っても大体が嘘じゃない。便所の落書きにも値しない」
「…そうね、大概が、ブラフよ」
「軽い嫌がらせにはうってつけよ。ていうかほんとに殺されちゃえばいいのに」
「ばっか。それで、本当に死んじゃったらどうするよ? こないだだってそういう事件があったばっかじゃん」
「いたずらに送ったら、ほんとに死んじゃったってアレ? こっくりさんじゃあるまいし、まったくどうかしてる。人間が作ったものにそんなびびるなんてさ」