辻斬り
――12月4日。
冷え込みが激しい。明日も雪が降るそうだ。
春まで外界に閉ざされてしまう、ということか。
今年は、またあれが行われるのか。何人消えていくのか。本官には係わり知らぬ話題だが、いち公僕としてはこういった蛮行は止めるべきかもしれない。
しかし、これは村の総意だ。
村が生き延びるためには、仕方ないことなのだ。
この人たちはもう他所では暮らせない。
同じ罪を抱え、今生きながらえているのだから。
見て見ぬふりをし、何事もなく生きている私も、この村からは逃れられないのだろうか……疑念に駆られる。
日誌は、それ以降何も書かれてはいない。
冷え込みが激しい。明日も雪が降るそうだ。
春まで外界に閉ざされてしまう、ということか。
今年は、またあれが行われるのか。何人消えていくのか。本官には係わり知らぬ話題だが、いち公僕としてはこういった蛮行は止めるべきかもしれない。
しかし、これは村の総意だ。
村が生き延びるためには、仕方ないことなのだ。
この人たちはもう他所では暮らせない。
同じ罪を抱え、今生きながらえているのだから。
見て見ぬふりをし、何事もなく生きている私も、この村からは逃れられないのだろうか……疑念に駆られる。
日誌は、それ以降何も書かれてはいない。