ただ君だけを想う。
『さ、この後どこ回りたい?』


イルカショーが終わって、次はどこを回ろうかと考えていた私たち。


「柏木くんは、見たい所無いの…?」


私はペンギンもイルカもヒトデも見れたので十分満足した。


『そだなー、じゃあ、』


と、そこで言葉を切った柏木くんは私の手を繋いだ。


「………?」


突然のことでどういう意図があるのかわからなかった私は首を傾げた。


『見てないとこ、ゆっくり回ろうか?』


「そうだね」


私と柏木くんは水族館の見ていなかった場所を時間をかけて回った。


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