幼なじみはだめですか?
「………結局お前も誰にでも好きっていうのかよ
なんなんだよ
開のとこ行きゃいいだろ
それともヤりにきた?」
そう言って
意地悪く泣きそうな顔で笑う健都。
バチンッ
頬っぺたをひっぱたいた。
健都…
いつからそんなに…傷付いてたの
あなたは、こんなにも弱かったんだね。
気付いてあげられなくて、ごめんね。
「開都は、断った。
あたしは、
あたしは、健都しか、欲しくないよ?
あなたが…あなただけが好きだよ。
だから、泣かないで」
健はガクンッと、あたしの上に崩れ落ちてきて。
行為のあとのように力強く抱きしめてくれた。
「……みき、」
「ん?」
「………好きになっていい?」
返事のかわりに、いつもは抱きしめかえさないあなたの身体を
ぎゅっと優しく抱きしめた。
「……好きになってくれなきゃやだよ」
「………俺のもんになって、」
「うん」
ねぇ健都。
あたしの心は
……ずっと、ずっと
十数年も前から
あなただけのものだよ。
いつか教えてあげる。
あなたを好きになった、
小さい女の子の物語りを……。
** END **
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