シニユカバ・スーパーソニック
一同がひと通り盛り上がったところで改めて刀を見つめた。街路灯の明かりを受けて艶めかしく輝く刀身の美しさと夜闇に溶け込んだその狂気性と怪しさに圧倒され、しばらく無言になってしまった。
チームの切り込み隊長であるスマイルが唐突に告げた。
「だけどさ、何で公園にこんなモンがころがっとるの?」
「……うーん」
そう言われてみても、皆まだ唸るしか反応出来なかった。
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