シニユカバ・スーパーソニック
ボブがふと時計に目をやると、時間は既に午前2時を回っていた。
ピカイチはスマイルが戻るまで彼女に興奮気味に今の事を携帯電話で話していたが、どうやらまともに伝わってはいなかったようだ。
電話をとがめようとしたピストンもとりあえずそれを見て安心し心を和ませていた。
こんな話題は常識のある人だったらまずまともに信じやしないだろう。目の前で現物を見ない限りはだが。大方酒を飲み過ぎたか、変なクスリでも手に入れてためしにやってみたかと思われるのがオチだ。
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