シニユカバ・スーパーソニック
こんなスリルは、たぶん生まれて初めてかも――みんながみんなそう思っていたのかも知れない。
バスケの試合じゃとうとう得る事の出来なかったこんなピリピリした緊張感はやっぱりこんなヤバい事からわけもなくもたらされてしまった事に、自分たちの人生レベルの低さを思い知ったと同時に、どんな風になるか見当も付かないけれど自分たちのこれからってヤツに少なからずとも期待をした。みんなきっと、同じように思っていたはずだ。
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