俺様☆姫様★王子様 3
腰を力いっぱい自分に引き寄せて、もう片方の大きな手は頭を包み込み、あたしに逃げ場を与えてはくれないみたい。
「…んぐっ……んんっ!……」
なんとか逃れようと、カインの胸を両手で押す。
くっ!ダメだ。
全然ビクともしない。
グイグイ何度も押してみるけど、やっぱり男のコの力なんかに敵うはずもなくて。
成す術もない。
お願いやめて。
やめてよ、カイン。
こんなことするなんて、ホントにらしくないよ。
祈るように、カインのTシャツを握り込んだ。
あたしの願いも虚しく、カインは更に力をいれて、最早手にも力が入らなくなって。