四葉のクローバー
「ただいま!」

サエが帰ってきた。

「チョッとサエ!
 なんで今日彼氏、
 希君だっけ!
 来るって言ってくれなかったの?」

「え?来たの!」

と、言って
はしゃいで部屋に入っていった。


《ったく!
 みんな勝手なんだから!》


夢もなんだか疲れて
早く寝てしまった。

夢が朝起きると希が起きていて
キッチンで何かを探していた。

「お、おはようございます。
 ・・・あの~
 何しているんですか?」

「あ、おはよう。
 昨日から何も食べてなくてさ、
 お腹すいちゃって。
 とりあえず
 コーヒーあるかなと思って。」

「コーヒーはここにあります。
 で、サエは?
 やってもらえば
 いいじゃないですか。」

「まだ、寝てるよ。
 で、ちなみにサエは
 何か作れるの?」

「さあ、作れるんじゃないんですか?
 ここに立ってる姿は
 見たことないけど
 彼氏のためなら
 出来るでしょ!
 で、すみませんが
 ここ使いたいんでいいですか?」

そう言って
夢はお弁当を作り始めた。


 
 
 

 
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