四葉のクローバー
すると希がポソっと言った。

「なんかいいな、こうゆうの。」

「え?何が?」

「あ、いや、なんでもない。
 自分で作るとうまいね~。」

話を交わされたようだったが
希はおいしそうに又食べ始めた。

その日を境に
夢は希に対してのみかたが
少しずつ変っていった。

そして慎とサエはお互い
あの日以来少し距離を置いて
話すようになっていた。


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