四葉のクローバー
理想の家族
日々、変り映えのない生活を
していた夢。

ある日佐伯に、希と希の上司・神崎と
四人で会う約束をしてくるよう
頼まれた。
夢は、しぶしぶ了承し
帰ってから希にそのことを伝え
近々会うことになった。

約束の日
希たちの行きつけの所で
合うことになった。
その日朝から機嫌の良かった佐伯。
会社でも終始ニコニコだった。
希たちが来るまで何度も
トイレに行っては化粧を直し
落ち着きのない行動は
いつもの姿ではなかった。
夢は又唖然としていた。

希と神崎が遅れて店に入ってきた。

「遅れてすみません。
 仕事が長引きまして・・」

「いいんですよ。
 さ、神崎さん。こちらにどうぞ!
 希君は、夢の隣でいいでしょ!」

来るなり、佐伯は神崎を隣の席に
座らせた。
希は佐伯の言われるまま
夢の隣に座った。
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