四葉のクローバー
二人で食事をするのは久々だった。

なぜか少し緊張していて
会話も始めはぎこちなかったが
また、いつもどうりの
二人に戻っていた。

途中、夢は
今日で会社を辞めたこと
そして、実家に帰ることを告げた。
それは辛さを隠し、
平静を装って話していた。

聞いた希はショックで
たまらなかった。

「・・いつ・・帰るの?」

「十日後。
 荷物まとめたりするから
 迷惑かけるかも。
 とりあえずそれまで居させて。
 色々ありがとうね!
 一緒にいたのが
 希君でよかったよ。」

希はその夜、眠れなかった。

次の日も次の日も
希は仕事が終わると
すぐに家に帰ってきた。

夢も夕食を用意したりして
限られた時間を惜しむように
二人で楽しんでいた。

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