BLUE
「はいっ!!すんません!!こちら、アオチュリーナです!」
「……ようやく出てくれたね。いま何時だと思ってんの。」
受話器から聞こえてきたのは、ポッコラ監督の不機嫌な声。
「す、すみません…昨夜飲みすぎました…」
そしてブルータスにも酔わされました…。
「ま、いいや。それより、至急確認して欲しいことがある。沈黙を守っていた怪盗レッカから、ついに予告状が届いた。」
「えぇえ!?」
「今回は、どうも…いつもと趣向が違うような…ミラノに飛んで、テンション高くなってんのかもなぁ。」