一生懸命の恋。
「なにょ、もうっ!
なんで電話に出ぇへんねん!」
莉帆は泣き叫んでいた。
「莉帆〜..今まだあの学校
うちらの学校と違って授業中やし
出んの当たり前やと想うよ?」
友達が懸命になだめている
ようだったが、莉帆は収まらない
様子だった。
「メールだって返ってけぇへんもん!
中途半端な事ばっか言って、
なんなんあの男?!
好きに...好きになんか
ならんけりゃよかったわ!アホ!」
そう叫ぶと莉帆は携帯についてた
ストラップを乱暴に外して
床に叩きつけた。