一生懸命の恋。
「確かにね、竜くんが言った事に
莉帆が腹立つのも分かるょ。
でも、まずは落ち着いて。
なんか今日の莉帆は莉帆じゃない
みたいやから...ね?」
友達の一人がストラップを拾い、
莉帆の机の横にかかってる
サブバックにそっと入れながら
莉帆に言い聞かせていた。
「ごめん..こんな取り乱して。」
莉帆はまだ泣いてはいたものの
落ち着いてきたようだった。
俺と巧は、ただただ呆然と
その様子を見ていた。