シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
私は後退りのように、玄関へと戻る。

…大勢の舎弟を従えてなんなんでしょうか…?



「隙がアリアリだね(笑)
……捕まえろぉ゛ー!!」



「……っ!!!!」



私は見事に、叫ぶ暇なく捕まえられた。

修太君のとは会社の違う黒塗りの車は無情にも走り出す。

誘拐・人質はこれで何度目だろうか。

慣れる事はない。



「んふんふ!!;;」



“下ろして”と言いたいのに、ハンカチで口を縛られて言えない。

私は身体を押さえ込んで来る宮崎尊の腕を何回も何回も振り払いながら、早く解放をされる事を祈った。
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