シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
……琉架……琉架っ!……。
誰かが私の名前を呼んでる。
…これは夢?
それとも、現実なのだろうか。
私は胸が――痛い。
「……架!起きろ、琉架っ!!」
ーーバサッ
「―――現実だ……」
目を開けると、颯太が私を見下ろして居た。
どうやら現実みたいだけど、胸の痛いも、現実で。
私は「おはよう…」と颯太に言いながら起き上がり、「んー…!!」と、腕を伸ばした。
「下、先に行くから」
「うん、わかったー」
颯太は既に着替えていて、部屋を出て行く。
私は箪笥から白いニットのワンピースと、紫のタイツを取り出し、慌ただしく、メイクも済ませた。