シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】



……琉架……琉架っ!……。

誰かが私の名前を呼んでる。

…これは夢?

それとも、現実なのだろうか。

私は胸が――痛い。



「……架!起きろ、琉架っ!!」



ーーバサッ



「―――現実だ……」



目を開けると、颯太が私を見下ろして居た。

どうやら現実みたいだけど、胸の痛いも、現実で。

私は「おはよう…」と颯太に言いながら起き上がり、「んー…!!」と、腕を伸ばした。



「下、先に行くから」



「うん、わかったー」



颯太は既に着替えていて、部屋を出て行く。

私は箪笥から白いニットのワンピースと、紫のタイツを取り出し、慌ただしく、メイクも済ませた。
< 41 / 193 >

この作品をシェア

pagetop