シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
「琉架、颯太が好きでしょ?」



「…何でソレを…」



でも私は、突然の麗さんの発言に固まった。

麗さんは、修太君の視線の先に居る颯太とゆっこを見てる。



「琉架、綺麗になったもの。
颯太と居る琉架を見て思った。
一昨年の傷は、癒えたのよね?」



私は麗さんの目を見て頷いた。

颯太と居たら、自然と笑えて、自然と前を向けた。

もちろん、修太君や麗さんの支えもあるけど。

暖かい日溜まりは、私の胸を温めてくれた。

気付いたら、麗さんたち3人で、楽しく笑ってた。

3人の運命が変わると気付かずに―――……。





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