シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】



「お…おはよう…;;」



「はよ」



翌朝、私の緊張を他所に、颯太はいつも通りに登場。

…私の緊張を返せ!!

私は1人、歩き出した。



「おい…何で置いてく?」



「…っ;;」



だが、颯太にギュッと手を繋がれた。

顔が赤くなったのが、自分でもわかる。



「顔、あっか!!(笑)」



颯太は私を見て笑う。

でも、幸せ。



「…大好き…」



「ん、聞いた(笑)」



一人言のつもりだったのに、聞こえてしまったらしい。

手を繋いだまま、私たちは学校へと向かう。

ゆっこの反応が気掛かりだったけど…。
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