高熱にベッド<短&番外>


───数年後…。


「ちょっと…未来!ママお料理中だから…ちょっと離して?」

『きゃははーっ嫌嫌ーっっ』

私、坂倉那子には現在、子供がいる。
お母さん、なのだ。


そして、お父さんは勿論…


『未来、ママの邪魔になるから止めなさい』

「あ、お帰りなさい」

勿論、雨宮永樹…以外に有り得ない。


「とか言って、何で永樹までくっつくのよ…!」

『仕事疲れたもん。充電』

このゆるさと、変態はいつまでたっても無くならない。


『ちょ、未来…ママに触りすぎだよ』

「子供に妬いてどうするの…!」

寧ろ、

『ね、那子。今夜は久しぶりに「永樹さん」って呼んで、敬語で話して』


それは増している気さえする。


「は……?」

『一種のそういうヤツ、だよ』


耳元でいやらしく囁く永樹さんが言った意味が理解出来た時、私はもう真っ赤で。


「子供の前で…馬鹿…!」

『????』

私達のやりとりを不思議そうに見つめる未来。

『想像したんだ』

「違………!ご、ご飯出来たよ…」

『あー話そらした』





< 116 / 118 >

この作品をシェア

pagetop