高熱にベッド<短&番外>
───数年後…。
「ちょっと…未来!ママお料理中だから…ちょっと離して?」
『きゃははーっ嫌嫌ーっっ』
私、坂倉那子には現在、子供がいる。
お母さん、なのだ。
そして、お父さんは勿論…
『未来、ママの邪魔になるから止めなさい』
「あ、お帰りなさい」
勿論、雨宮永樹…以外に有り得ない。
「とか言って、何で永樹までくっつくのよ…!」
『仕事疲れたもん。充電』
このゆるさと、変態はいつまでたっても無くならない。
『ちょ、未来…ママに触りすぎだよ』
「子供に妬いてどうするの…!」
寧ろ、
『ね、那子。今夜は久しぶりに「永樹さん」って呼んで、敬語で話して』
それは増している気さえする。
「は……?」
『一種のそういうヤツ、だよ』
耳元でいやらしく囁く永樹さんが言った意味が理解出来た時、私はもう真っ赤で。
「子供の前で…馬鹿…!」
『????』
私達のやりとりを不思議そうに見つめる未来。
『想像したんだ』
「違………!ご、ご飯出来たよ…」
『あー話そらした』