高熱にベッド<短&番外>
痛い。
甘い。
痛い。
ごちゃまぜの感触に、気がどうかしそうだ。
『可愛い』
「痛っ…!」
確実に歯形がいってるだろうと思う。
でも、禁欲が崩れた今、永樹さんは止める事を知らない。
「…んっ」
首元から移動していた唇は、いつの間にか私の唇を捕える。
永樹さんは無言で貪るようにキスをする。
もうテレビの音なんて聞こえない。
「えっ…きさ…!」
『なーに?那子』
私が名前を呼べば、舌の動きを止めて、その距離で甘く囁く。
そして私は、
「もっ…と…」
永樹さんの首に手を回して、ぎゅうと抱きつき、
「もっとキスして下さい…」
欲求を露にした。
禁欲が狩り立てたモノはきっと
『…頭ん中真っ白にしてあげる』
「はや…く…」
お互いの欲望。