高熱にベッド<短&番外>


『俺の理性崩壊させる気?』


暗い室内に、テレビの光だけが眩しく光る。


横から照らされた永樹さんは、少し怒っているようで。


『俺がどんな思いで我慢してたと思ってるの』


私の顎を持ち上げる。



『俺がどんなにここに、』


永樹さんは私の制服の襟を引っ張って鎖骨をなぞり


『こうやって、』


そしてキスを落とす。


『ここにだって、』


遂に永樹さんの唇は私の唇と重なって、そこで喋るから唇同士が触れ合ってしまう。


『欲望をぶつけたかったか』


かぁ、と全身が熱を帯びるのを感じた。



『俺今最強に欲求不満なんだから覚悟してよね』


そして、唇をペロリと舐め、吸血鬼さながら私の首筋にかぶりと噛み付いた。



「痛っ…!」


私は片目を瞑って痛みに顔を歪ませる。


「…!いやっ…」


鋭い痛みは全身に伝わり、私は体を頻りに動かしてどうにか逃れようとする。



『いい子だから、動いちゃ駄目』


首元の声は甘く、くすぐったくて。

力が入らなくなる。


「やめ……っっ」









< 34 / 118 >

この作品をシェア

pagetop