高熱にベッド<短&番外>
『あ、戻ってきた』
男子達がぞろぞろと帰ってきて席についた。
『ねぇ、食事はこの辺にして、カラオケでも行かない?』
帰ってきた男子の1人が、席につくなりそう言った。
それに女子達も賛成なようで。
あれよあれよというまに、会場はカラオケへと変更。
広い大部屋が空いていたのはラッキーだった。
『じゃあ俺いっきまーす!』
モノマネで笑ったり、それなりに楽しい時を過ごしていた。
『横、いい?』
横から声がしたかと思えば、右隣には伊勢君が座っていて。
「あ、うん」
私は少し左に寄って、頷いた。
『久々に会ったら楽しいよな〜』
「そうだね、皆外見は変わったけど中身はまんまだねー」
中学時代のまんまの役割が、カラオケに来ても変わらない。
盛り上げ役だったりお世話役だったり。
『んー、でも坂倉は可愛くなった』
「え…??」
さ…さらっと笑顔で…!!
『いや、前からだったけどさー…彼氏とか―――っ』
プルルルルッ
伊勢君の言葉の途中で、私の携帯が震えた。
「あ、えっとごめん…」
ディスプレイには、永樹さんの文字。