高熱にベッド<短&番外>


キス以上のお仕置き…………


頭の中で考えただけで、顔に熱が籠もったように、熱く熱く火照る。

『……なーんて』

だが、急に離れた唇。
止まった刺激。


『自分がこんなに嫉妬深かったなんて驚き』

「永樹さん…?」

『あの現場見た瞬間、那子をどうにかしたくなった』


さっきまで怒っていた永樹さんは、今は自己嫌悪しているようにも見えて。


『大人気ないね…』


『でもね、大人気なんて無くすくらい、那子が好きなんだ』


真っ直ぐ見つめるその目に、吸い込まれそうになる。


『ね、ぎゅってしていい?』


そんな事を言う永樹さんが、無性に愛しくなってしまって。

自分から抱き付いた。


「私こそごめんなさい。直ぐに、払えばよかったのに」


でも、途端に後悔。




『…そっか…、じゃあさ、誠意を見せてみてよ』




言いたい事を言ってすっきりした様子の永樹さんは、すっかり立ち直っていて。


『那子の謝罪、言葉だけじゃ許さない』


企んだ表情の永樹さんは、私を再び壁に押さえ付けた。


『精一杯の謝罪を自らするか、




俺のお仕置きに身を委ねて許しを請うか、




選ばせてあげるよ、那子』




< 94 / 118 >

この作品をシェア

pagetop