高熱にベッド<短&番外>
「や…だ…!離…して下さい…!!」
私は永樹さんに担がれたままじたばたと暴れる。
『あんまり足バタバタしたらパンツ見えちゃうよ、いいの?』
永樹さんのその一言で、私はもうピクリとも動けなくなる。
『俺の家近くて良かったね』
「えっ、…って…!」
気付けば、見慣れたマンションが目に入って。
そう言えばあのお店は永樹さんの家の近くだった事を思い出す。
あっという間に部屋の前まで到着してしまい、鍵が解錠される音が聞こえて、開かれるドア。
担がれたままだった私は漸く限界に降ろされる。
でもほっとしたのも束の間。
激しい音ともに感じる背中の痛み。
手首は両方、壁と永樹さんの手で固定されていて。
「………っ」
『むかつく』
「ごめ…んなさ……んっ」
謝罪の言葉が紡がれる筈だった唇は、永樹さんによって塞がれてしまう。
「や………」
『この前のお仕置きじゃ足りなかった?』
怒りを表すような荒々しいキスに、私の意識は朦朧としてくる。
他の事が考えられなくなって、その甘い刺激しか感じられなくなる。
『キス以上のお仕置き、されたいの?』