草食男子に恋してる!【続編】
長々とそんな話を聞いていると、
秀くんの(草食系男子独特の?)女々しさが見えてきて、
それがまたおかしくって、愛しくって、私は嬉しかった。
秀くんが横から、私の顔を覗いて
ちょっぴり弱腰な声で問いかけた。
「俺、どういうとこ直せばいい?」
「いいよ。直さなくて」
「へ?」
秀くんがきょとんと目をぱちくりした。
「秀くんは、秀くんのままでいてくれたらいいの」
「そうなの?」
「そうなのっ」
そう。
そのままの秀くん、
飾らない、ありのままの秀くんが、私は好きなんだ。
不安になることなんて間違ってる。
そうやって気付けたんだ。