『庶民♀♂御曹司』


「・・・。」

「いい考えだろう?」


笑顔で言うな。

笑顔で・・・


「結衣?」

「パーティー行くんでしょう?」

「そうだけど・・・
機嫌悪いよね。
凄い分かるんですけど
そのオーラどうにかしてくんない?」


オーラなんて出してるつもりありませんし、機嫌が悪いのは当然です。


「結衣?」


「坊ちゃん。
早く行きましょう。
時間の無駄です」


小堀さんは私を分かってる。

どうせ婚約するなら、こんな人が良かった。
小堀さん50だけど。



「結衣~」


「うるさい黙れ。」


「結衣~」


「あっ!」


いいこと考えた。

エロじじいがMになれば・・・


「無理だと思いますよ。
結衣さん・・・
坊ちゃんの性格は曲がりすぎて、直しようがありませんから」


・・・(泣)


「小堀いきなり何言ってやがる!
なんだ曲がり過ぎてるって失礼だぞ」

「すみません。
坊ちゃん、結衣さん
到着いたしました」


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