君とずっと、どこまでも
沖山家から皇ちゃんの家までは15分程度。
その間、コンビニはない。
どこで買おうか……
――♪♪
突然鳴り出した携帯。
ディスプレイには
「皇ちゃん!!!」
病気のはずの皇ちゃん。
皇ちゃんから電話なんて久しぶりですごくるんるんで電話に出る。
「もしもし!?皇ちゃん!?」
『うん、つか俺以外だったらビビるだろ』
「えへへ」
皇ちゃんだ、皇ちゃんだっ
ちょっと声枯れてるけど皇ちゃんだっ…!!